コストで悩んでいる方は必見!バーチャルオフィスのエリア別・オプション別の料金相場一覧

コストで悩んでいる方は必見!バーチャルオフィスのエリア別・オプション別の料金相場一覧

バーチャルオフィスの料金相場とはどのくらいなのでしょうか。会社を設立する際には、経費としてどの程度かかるのか把握するために知っておきたいものです。そこでバーチャルオフィスを利用する際の料金相場について詳しくご紹介します。

1 バーチャルオフィスの料金相場はエリアとオプション料金に分かれる

バーチャルオフィスの料金は、住所と電話番号の貸与という基本パックのほかに、さまざまな追加オプション料金に分かれます。基本パックはバーチャルオフィスの建物が実際に存在する場所によって料金が違います。またオプション料金もサービス内容によって金額が異なります。

そこで、バーチャルオフィスの料金相場を調べるにあたり、エリアごとの料金とオプション料金に分けてご紹介します。

2 エリア選定のポイント

バーチャルオフィスは、実際に存在するビルの住所を貸し出すサービスです。たとえ低料金で提供できるとしても、やはりビルの所在地によってサービス運営会社のコストが異なりますし、それが料金にも反映されます。

そこでエリアごとの料金相場をご紹介する必要がありますが、全国の主要都市を取り上げると膨大な量になります。そこで、その一部を抜粋する形でご紹介したいと思います。

そのエリア選定の方法ですが、転職サイトdoda発表による、働きたい街ランキング(2016年)を参考に決定しました。

3 エリアごとの料金相場

それではエリアごとの料金相場を見ていきます。選定したエリアは以下のようになります。

3-1 東京エリア

大手町や丸の内といった、まさに都心の中心となるエリアです。ここでは大手町に絞ってまとめてみました。

最低料金は月額3,480円から、基本パック(住所と電話番号の貸し出し)で5,000円から10,000円が相場のようです。初期費用は10,000円ほどかかります。

電話代行や会議室貸し出しなどのサービスもパックにすると、20,000円から50,000円と幅広くなります。これはビルのグレードやサービス内容などが反映されているようです。

3-2 新宿エリア

新宿エリアはオフィス街としても有名ですが、割と相場が安くなります。最安値で月額2,980円、相場としては4,000円から5,000円ほどとなります。

これは新宿エリアと一口にいっても範囲が広く、都庁のあるエリアから雑居ビルが密集するエリアまでサービスも広く展開しているのが理由のようです。

中には月額20,000円と保証料が40,000円必要となるサービスもあります。

3-3 横浜エリア

横浜は都心へのアクセスが良い割にオフィス賃料が比較的安いエリアです。バーチャルオフィスの料金相場は、基本パックで4,000円から5,000円のようです。

ただし新横浜エリアとなると月額10,000円ほどになります。初期費用は無料から5,000円程度となっています。

3-4 梅田エリア

大阪経済の中心地でもある梅田も、場所によって相場が変わりますが、大体5,000円から10,000円になります。

最安値で月額2,500円というところもありますが、実際に場所を確認しておくとよいでしょう。

3-5 天王寺エリア

天王寺周辺のバーチャルオフィス情報はあまりありませんので、近くの難波で調べてみました。

月額料金は2,500円から6,000円と場所にもよりますが、立地によっては10,000円を超えるサービスもあります。

3-6 神戸エリア

山と海に囲まれ洗練された国際都市、神戸エリアの月額料金相場は3,000円から5,000円程度のようです。

FAX番号のレンタルと転送サービスを含めても10,000円以内で利用できます。ただしサービスを提供する業者数は少ないようです。

3-7 名古屋エリア

リニア開業に向けて再開発が進む名駅エリアです。名駅近くとなれば10,000円の月額料金と高めの相場になります。

安くても8,000円ほどと、やはり再開発にともなってバーチャルオフィスも料金相場は上昇しているようです。

3-8 栄エリア

名古屋で名駅と並ぶオフィス街エリアです。月額料金相場は3,000円から10,000円となっています。

基本的に相場は高めなので、料金が安いものはサービス内容や実際のビルの立地場所を確認しておくとよいでしょう。

3-9 岐阜エリア

ワークライフバランスがとれることで人気の岐阜エリアです。岐阜で現在サービス提供しているのは2つのみで、月額料金は3,900円と10,000円です。

3-10 エリア別料金相場のまとめ

こうしてみると、さまざまなエリアで比較しても驚くほど料金の幅が狭いことがわかります。実際のオフィスとなれば、賃料単価はだいぶ変わります。

その意味ではほぼ自由に場所を選んで利用できるといえます。ただし、駅からの距離や利便性などを反映している点は、実際のオフィスと同じです。

注意点としては、初期費用にいくらかかかるのか、法人登記も含めた金額なのかを確認することです。月額料金だけをチェックするのではなく、トータルコストで比較検討するとよいでしょう。

4 オプション料金の相場

バーチャルオフィスの料金体系は実に多種多様です。基本は住所と電話番号の貸し出し、電話の転送サービスがセットになって最低料金となります。

中には電話番号もオプションとすることで、基本パックの料金を安くするケースも見られます。

あるいは、さまざまなサービスをパックにしているケースもありますし、別途に追加するより安くなっているようです。

そこでオプションサービスにどのようなものがあるのか、それぞれの料金相場はどの程度なのかを説明します。

4-1 電話代行サービス

電話代行秘書サービスとして提供される場合もあります。サービス内容は、バーチャルオフィスの電話番号あてにかかってきた電話をコールセンターで受けて内容を聞き、それをメールで送ってくれるというものです。

自分の携帯電話などに転送してもらうだけでは、状況によって受けられない場合があります。しかし電話代行サービスで受けてもらうことで、ビジネスチャンスを逃すこともありません。

このサービスのオプション料金は3,000円から4,000円程度が相場のようです。基本パックとセットになっていれば、安めに設定されています。

受電コール数に制限があり、それを超えると1コールあたりいくらという形で加算されるケースが多いようです。

4-2 専用FAXサービス

もしFAXが必要であれば、専用で使えるFAX番号が使えるサービスもあります。料金相場は1,000円程度から3,000円くらいまで幅があります。

サービス内容は、FAXで受けた書類はPDF化してメールで送ってくれたり、逆にPDFファイルをFAXで送ったりするものとなります。

4-3 郵便物の転送サービス

バーチャルオフィスあてに届いた郵便物を、指定する住所へ転送してくれるサービスです。基本パックにセットされていなければ、必須のオプションサービスといえるでしょう。

料金相場は1,000円程度ですが、サービス内容には業者によって違いがみられます。翌日にすぐ転送してくれる場合もあれば、一週間ほどかかる場合もあります。

業者選びの際には転送にかかる日数もチェックしておきましょう。

4-4 貸し会議室

バーチャルオフィスのビル内にある会議室を利用できるサービスです。打合せをしたり来客の接客に使ったりと、必要な時にだけ使用できるので便利なサービスです。

会議室にはテーブルと椅子があるのはもちろん、ホワイトボードやプロジェクターなども用意されている場合があります。

料金相場は1時間あたり1,000円程度となります。予約制となることが多いので、来客対応に使う場合には注意が必要です。

4-5 その他のサービス

バーチャルオフィスには他にも便利なサービスがいろいろとあります。たとえば突然の来客にも受付スタッフが対応し、のちにメールで知らせてくれるものや、社名をプレートにしてビルのエントランスに掲示してくれるものなどがあります。

これらは単独でオプションとしているものや、セットで料金に含まれるものがあります。料金を明示している業者は少なく、問い合わせをすることで把握できるケースが多いようです。

おわりに

バーチャルオフィスは業者によって料金体系が異なり、単純に金額を比較できないかもしれません。サービス内容によって金額が変わることは間違いありませんし、自分に必要なサービス、場所を選ぶことが大事です。


全国35拠点のバーチャルオフィス
2006年から営業開始:Karigo

自身も挑戦者でありながら、フリーランスなどの個人事業主などの挑戦者を支援する指針の元、2006年8月より営業を開始しました。ローコスト起業を考えていたり、節税対策などにも非常に有効です。